
1. 座りっぱなしで、おしりが痛くなっていませんか?
日本人の平均座位時間は1日7時間。世界20カ国中、最も長いというデータがあります。
デスクワークや在宅ワークで1日に何時間も座っていると、おしりが痛くなる。座り直しても落ち着かない。午後になるとおしりがジンジンする——。
こうした「座りっぱなしのおしりの痛み」は、長時間座る方に多い悩みです。
日本人はそもそも座っている時間が長いことで知られ、オーストラリア・シドニー大学のBauman氏らが20か国を比較した調査(2011年)では、日本人の平日の座位時間は中央値で1日約7時間(420分)と、調査国のなかでも最も長い部類だと報告されています(※出典は記事末尾)。
理由はシンプルで、座っている間、上半身の重さの多くがおしりの一点に集中し続けるから。特に坐骨(おしりの左右にある骨)の周辺に体圧がかかり続けることで、痛みや不快感につながります。
椅子を買い替えるのは大変ですが、クッションを1枚敷くだけで、おしりにかかる体圧の分散のされ方が変わります。
この記事では、座りすぎでおしりが痛くなる原因と、クッションを選ぶときの基準を解説します。
2. 座りすぎでおしりが痛くなる3つの原因
① 坐骨への体圧集中
座っているとき、上半身の重さの多くがおしりにかかります。特に坐骨(おしりの左右にある骨)の2点に体圧が集中しやすく、長時間座り続けると痛みや不快感につながります。
② 座面が硬い・薄い
オフィスチェアやダイニングチェアの座面が硬い、もしくはクッション性が薄い場合、おしりへの当たりがダイレクトになります。座面のウレタンがへたっている椅子も、おしりが痛くなりやすい状態です。
③ 同じ姿勢が続く
長時間同じ姿勢で座り続けると、おしりの特定の部分だけに体圧がかかり続けます。集中しているとつい座りっぱなしになり、気づいたときにはおしりが痛い——という経験は多いはずです。
3. おしりが痛いときの5つの対策
① クッションを敷く
最もシンプルな対策です。体圧分散性の高いクッションを椅子の座面に敷くと、坐骨に集中していた体圧が座面全体に広く分散されます。椅子を買い替えるよりも手軽で、すぐに試せます。
② 30分に1回は立ち上がる
座りっぱなしを避けて、30分に1回は立ち上がりましょう。トイレに行く、コーヒーを淹れる、軽く伸びをする——短い休憩でも、おしりにかかり続けていた体圧がリセットされます。難しければ、最低でも1時間に1回は立ち上がることを意識してください。
③ 座り方を見直す
浅く座って背もたれに寄りかかる姿勢は、おしりの後方に体圧が集中します。椅子に深く座り、背もたれに軽く背中をつけた状態のほうが、おしりへの体圧が分散されやすい座り方です。
④ デスクと椅子の高さを調整する
デスクや椅子の高さが合っていないと、無意識に姿勢が崩れ、おしりへの負担が偏ります。足の裏が床にしっかりつき、膝が90度に曲がる高さが目安です。
⑤ モニターの位置を調整する
モニターの位置が低すぎると前かがみになり、おしりの後方に体重が偏ります。モニターの上端が目線の高さにくるように調整しましょう。
4. クッションを選ぶなら、素材選びが重要
おしりが痛いときの対策としてクッションを選ぶなら、素材によって体圧分散性・通気性・耐久性が大きく異なります。
ウレタンフォーム(低反発・高反発)
最も一般的で種類が豊富な素材。おしりに密着してソフトな座り心地で、低反発はフィット感、高反発はしっかりした支えが特徴です。
- メリット:座り心地がソフト。比較的安価で種類が豊富
- デメリット:製品によっては支える力が弱くへたりやすいものがある。通気性が低めで蒸れやすい。水洗いが難しいタイプが多い
安価なウレタンクッションのなかには、数ヶ月でへたって体圧分散の機能が落ちるものもあります。
ジェル(ゲル)素材
体圧分散性に優れ、薄型でも体圧を広く分散させやすい特徴があります。
- メリット:体圧分散性が高い。形状が変化しにくく耐久性が高い
- デメリット:重め。熱がこもりやすい。製品によっては薄いタイプで底づきしやすく、厚いタイプは構造が潰れて座り心地が変わることがある。水洗い可能でも重量があり乾かす手間がかかる
ファイバー素材
チューブ状の繊維を三次元に絡ませた構造。中身の大部分が空気層のため通気性に優れます。中材ごとシャワーで丸洗いできる製品もあります。
- メリット:体圧分散性に優れ、あらゆる方向から体を支える。通気性が高く蒸れにくい。丸洗いできて衛生的。軽量。へたりにくい
- デメリット:ウレタンよりやや高価。しっかりした座り心地のため、やわらかい沈み込みを好む方には硬く感じる場合がある
5. 素材別比較表
| 比較項目 | ウレタン | ジェル(ゲル) | ファイバー |
|---|---|---|---|
| 体圧分散 | ○ | ○ | ◎ |
| 通気性 | △(蒸れやすい) | △(熱がこもりやすい) | ◎(大部分が空気層) |
| 重量 | ○(軽い) | △(重い) | ◎(軽い) |
| 丸洗い | △(難しいものが多い) | ○(水洗い可。重く手間) | ◎(軽量で手軽に洗える) |
| 底づきしにくさ | △(沈み込みやすい) | △(薄いと底づき/厚いと構造が潰れることも) | ◎(厚みのあるタイプは座り心地が持続) |
| 臭い | ○(気になりにくい) | △(素材特有の臭いを感じる場合がある) | ◎(気になりにくい) |
| 耐久性 | △(へたりやすいものがある) | ◎(形状変化しにくい) | ◎ |
| 価格帯 | 安い | 安い〜中程度 | やや高い |
| 座り心地 | ◎(密着してソフト) | ○ | ○(しっかり支える。硬めに感じる人も) |
| 向いている方 | ソフトな座り心地が好みの方 | 体圧分散を重視する方 | 長時間座る方・衛生面を重視する方 |
6. おしりが痛い人のクッション選び|4つのポイント
① 体圧分散性が高いか
おしりの痛みの一因は、体圧が一点に集中すること。体圧分散性の高い素材を選べば、坐骨の2点に集中していた体圧がおしり全体に広がります。
② 厚みが十分か(底づきしないか)
薄いクッションだと、座ったときにおしりが座面に当たる「底づき」が起きます。底づきするとクッションの体圧分散が活きません。厚みのあるタイプは底づき感が気になりにくくなります。
③ 蒸れにくいか
長時間座っていると座面に熱と湿気がこもります。蒸れると座り心地が損なわれ、座り直しの回数も増えます。通気性の高い素材を選びましょう。
④ へたりにくいか
安価なクッションは数ヶ月でへたり、体圧分散の機能が落ちることがあります。耐久性のある素材を選ぶと、買い替えの手間とコストを抑えられます。
7. 「柔らかすぎても、硬すぎても」気をつけたい理由
クッション選びで見落とされがちなのが、柔らかすぎる素材・硬すぎる素材のどちらにも気をつけたいという点です。
柔らかい素材でおしりや腰まわりを密着させすぎると、周辺の動きが固定されやすくなります。逆に硬い素材で姿勢を固定しすぎても同様です。一時的に楽に感じても、自然な姿勢で長く座りにくくなることがあります。
大切なのは、自然な姿勢で長く座り続けられるクッションを選ぶこと。しっかり支えつつ、体の自由な動きを妨げない——そのバランスが選ぶ基準になります。
8. ファイバー素材で選ぶなら「ZABUSHION」という選択肢
長時間座る環境にこだわる方に選ばれているのが ZABUSHION(ザブション) です。
ZABUSHIONの特徴
- 日本製3Dファイバー素材。特許技術を持つ日本工場で加工
- 4.5cmの超極厚設計で底づきしにくい
- 90%以上が空気層で一年を通して蒸れにくい
- 中材まで丸洗いOK。シャワーで流して陰干しするだけ
- 約650g・40cm四方。オフィス・自宅・車に対応
- 約80,000回の圧縮試験を実施。へたりにくく、使い込むほどに馴染む
- 化粧箱付きでプレゼントにも
▶︎ 座る環境にこだわる方に選ばれるZABUSHIONとは?
9. よくある質問(FAQ)
Q. 座りすぎでおしりが痛くなるのはなぜ?
座っている間、上半身の重さの多くがおしりに集中します。特に坐骨(おしりの左右にある骨)の周辺に体圧がかかり続けることで、痛みや不快感につながります。
Q. おしりが痛いとき、クッションを敷くと座り心地はどう変わる?
体圧分散性の高いクッションは、坐骨に集中していた体圧を座面全体に広げる構造です。あわせて、1時間に1回は立ち上がるなど、座りっぱなしを避ける工夫も大切です。
Q. おしりが痛い人は、どんなクッションを選べばいい?
体圧分散性が高く、厚みが十分で底づきしにくく、蒸れにくい素材がおすすめです。ファイバー素材は体圧分散・通気性・耐久性のバランスに優れています。
Q. 安いクッションでも大丈夫?
安価なウレタンクッションのなかには数ヶ月でへたるものもあり、体圧分散の機能が落ちることがあります。長時間座る方には、耐久性のある素材がおすすめです。
Q. 座りっぱなしは何分まで大丈夫?
一般的に、30分に1回は立ち上がって体を動かすことがすすめられています。難しい場合でも、最低1時間に1回は立ち上がることを意識しましょう。
Q. 車の運転でも使える?
使えます。軽量で持ち運びやすいクッションなら、車とオフィスの兼用も可能です。ただし車種によってシート形状が異なるため、敷いた状態で視界やペダル操作に問題がないか確認してください。
10. まとめ|座り方とクッション選びで、座る環境は変わる
座りっぱなしでおしりが痛くなる一因は、坐骨への体圧の集中です。
対策は、1時間に1回立ち上がること、座り方を見直すこと、そして体圧分散性の高いクッションを敷くこと。この3つを組み合わせると、おしりへの体圧の集中をやわらげることができます。
クッション選びの基準は、体圧分散・厚み・通気性・耐久性の4つ。長時間座る方ほど、この4つを妥協しない選び方が大切です。
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※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の効果・効能を保証するものではありません。痛みが長く続く場合は、医師にご相談ください。
出典
- Bauman A, Ainsworth BE, Sallis JF, et al. The descriptive epidemiology of sitting: A 20-country comparison using the International Physical Activity Questionnaire (IPAQ). American Journal of Preventive Medicine. 2011;41(2):228-235.

